小田原営業所 運転士／2015年1月入社／前職：営業職
保育園へは路線バスで通っていました。小田原で生まれ育った私にとって、バスといえば箱根登山バス。大きな車体を軽々と操る箱根登山バスの運転士は、カッコ良くて優しくて「頼りになる存在」でした。
大人になって久しぶりにバスに乗ったある日、バスの運転士ってやっぱりいいなと思いました。そんなときバス運転士養成制度のことを募集広告で知ったんです。普通免許しか持っていない自分でも大型二種免許を取得してバスの運転士になれるならと転職を決意しました。
仮採用の審査と試験をクリアし、養成制度を利用して2014年10～12月に教習所へ通い、技能検定に合格して大型二種免許を取得しました。晴れて入社したのは2015年1月です。入社後3月までは教習用のバスに乗って運転指導員から研修。見極め試験に合格した後、4月から単独乗務をしています。
入社してからの研修はとても厳しいものでした。安全点検、走行中の事故防止、加減速や急停車、バス停での注意点、車内安全確保、マイクの扱い方、お客さまへの応対などなど、覚えることは盛りだくさん。微に入り細に入り指導されます。しかし、こうした厳しい指導があったからこそ、自信をもって単独乗務ができるのだと心から感謝しています。
日によって市内路線、箱根山線、社員送迎の契約輸送のいずれかを担当しています。箱根山を走ることは魅力的ですが、私は地域住民の生活の足として市内を走ることによりやりがいを感じます。
乗務中は安全で快適な運行はもちろんですが、乗り降りのサポートや、「お気をつけて」とひと言加えるなど丁寧な接客を心がけています。お客さまから「ありがとう」と言われたり、小さなお子さんが手を振ってくれたりするのがうれしいですね。縁の下の力持ちとして、地元小田原の人たちの役に立つこの仕事を選んで良かったと思います。
私は職場ではかなり若手です。近い社員もベテランの先輩方もとても親切で、不慣れでわからないことがあると適切なアドバイスをくださいます。仕事には厳しい先輩たちも普段は冗談を言い合う面白い方ばかり。笑い声のたえない居心地の良い職場です。
諸制度や手当も手厚く、小田急グループの施設が安く利用できるなど福利厚生が充実しているのも嬉しいですね。
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